「昔はオオクワガタが採れたんだけど・・・」




「昔はオオクワガタが採れたんだけど・・・」
よく聞く言葉だと思いますが、オオクワガタの特徴を聞いてみると、その真相のほとんどが大きなクワガタ (ノコやミヤマ) だったりヒラタだったり。中には本当にオオクワガタだったりします。

私、かおるの会社は中越地区の方々が100人以上居ますが、ムシキング・ブームのおかげで同僚とクワガタについて話す機会が多く、色々な土地の採集昔話を聞きました。
「子供の頃、○○でヒラタを採った事があるよ」・・・しばらくはヒラタだと思って話を聞いていたのですが、特徴を聞くとなんとオオクワ!。後日にオオクワ♂の大歯・中歯・小歯と♀のプリントアウトした用紙を見せると、ヒラタだと思っていたクワガタがオオクワガタ
だった事を確信。ヒラタだと思っていた本人もビックリしていました。
私の小学生時代と同じく、本人は見た事が無い点刻がある中型のクワガタを知りうるクワガタの特徴から消去する事によってヒラタクワガタとして扱っていたようでした(ヒラタを知っていた私の場合はオオネブトでしたw)
他の方に、オオクワの♀を見せると 「これってオオクワガタなの?、捕まえた事があるよ!」 って驚く人も多かったです。

推測ですが、都市部の子供達は親族から昆虫について教えてもらう事が少ないため昆虫図鑑で知識を蓄えたのに対して、山間部の子供達は山間部で育った親族から昆虫について教えてもらうケースが多かったので昆虫図鑑を持っている子が少なかったのではないでしょうか?。


20数年〜10数年前に採集された内容をまとめると、私が住んでいる三条市から車で片道30分以内 (夜間の所要時間ですが、法廷速度を守った速度での時間とは限りません) の所で確実にオオクワガタが採集されていた場所が10箇所近くありました (4市町村です)。

情報による共通した点では。
1・ピンポイントでしか採れないようで、ポイントを少しでも外すと全く採れないとの事 (ヒラタに似ていますね)。
2・オオクワの採集ポイントではヒラタと混生していない。
3・雑木林の傍が沢沿いであったり、雑木林の湿度が高い事。
4・ミヤマが混生している山である事 (今回の情報ではアカアシが採れないほどの低山でした)。

私の知りうる限り、オオクワガタの累代が全くされていない時代の採集話なので古来から住み着いていたオオクワガタである可能性は非常に高いです。そのほとんどのポイントが今現在も環境が変わっていないようなので期待が出来そうです。
しかし今現在採集したとしてもクワガタ飼育者が激増した新潟県内では必ずしも古来から住み着いている血統とは断言できないかもしれません。
放虫の可能性があるから避けるよりも、本物という少ない可能性 (放虫ではない血統) を願って出向いてみる必要がありそうです。
今年は偵察 (山の所有者が特定できそうなので、許可を受けて材割りの可能性も) してから、来年は樹液&ライトトラップで狙ってみましょうか・・・。まぁ、必ずしも採集出来るとは限りませんので、実績のある産地のオオクワを採集してから挑戦です (新規ポイントが又増えてしまった・・・1年じゃ全ての場所での採集は絶対無理!泣)


予告!! (?)
近々、旧三条市のオオクワガタについての情報を題材にするかも・・・(予定は未定なので期待はしないで下さい)





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