価格的にはもっと安くしたかったのですが、思った以上に飼育代が掛かってしまいまして・・・。これでも採集に掛かったガソリン代等を考えると大赤字です。ガソリン代うんぬんの経費は、採集を楽しんだ代償という事で価格に含めませんでした。
(余品は近日未明にUPします)


えちごやの 販売証明カード
様々な問題を引き起こすの可能性がある事からピンポイント・データマップの廃止が決定し、カードを発効する事に致しました(今の所、自己採集血統のクワガタが対象です)。しかしながら、昔も今もカードで本物を証明するような考えはありません。なぜなら、画像処理ソフトとプリンタとラミネーターを使っただけで本物と謳った証明書が出来るなら、何でも本物になってしまいますから (WDが本物証明カードをぶら下げて飛んできたり、累代生体が本物証明カードを作って羽化してくれれば本物の証明は有りだと思いますがね)。
"カードうんぬんは 販売は証明できるが、本物を証明する事が出来ない" という事を深く感じていますので、えちごやが発効するカードは販売した事を証明するだけのカードです。
購入者の方の立場から言えば、えちごやから購入した証とでも言えば良いでしょうか・・・それだけの意味のカードです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カードのイメージ


オリジナル・ブランド血統
偶然にも、えちごやの飼育個体から個人的に固定化したいクワガタが生まれました。
そのクワガタとは2004年に鹿瀬町で採集したオオクワガタの♀から生まれた65mmの♂なのですが、兄弟達に比べて全く異質のアゴを持ち、個人的にお気に入りの形をしていましたので"固定させてみたい！"と生体実験的な累代に興味を示してしまいました。遺伝して欲しいので同じ遺伝子を持つ同血の♀を掛けてインラインで累代をするつもりです。65mmの♂の形が遺伝によって固定化されればブランド血統として管理するつもりですが、遺伝しなければブランド化は諦め普通のインライン血統で管理しようと思っています。


オリジナル・ブランド血統の問題
最近はオリジナル・ブランド血統のカードを作る事が流行っています。オオクワガタの太さや形が固定化されている事を特徴としているオリジナル・ブランド血統も多いです。しかしながら、固定化されていると捕らえられるような文章を書いていながら全く遺伝されなかったケースもあるようです。固定化された血統をお求めの際は、トラブルを避けるためにもブランドの詳細に注意して頂きたいと思います。
最近ではWF1の個体にオリジナル・ブランド血統を付け、WF2幼虫〜を販売する方も増えています。
たまたま親の太さや形が特徴的なだけで、固定化が確認されていない血統もオリジナル・ブランド血統として十分に有りだと思います。そのような場合は、販売者側が固定化されていない事を伝える事が必要だと感じています (最近の話題ではカラーアイのホーぺ問題があります・・・確か、販売者は販売時にカラーアイは固定化しない可能性があると書き込んでいましたが、購入者の方々は大騒ぎになってますね。)。


1998年、自己採集血統の入広瀬産オオクワガタについて
1998年に採集した入広瀬の血統は、太さや形をアピールするブランドとは違う理由で累代をします。累代したい理由は、私が初めて入広瀬で採集した記念すべき血統という単純な理由です。今までの私はインラインを好みませんでした。なぜなら、私が心を引かれた天然のオオクワガタ体型を累代によって作出したいと思っていたからです。自然という大きなフィールドで異血のオオクワガタと出会い交配している可能性を考えれば、飼育下でも"アウトライン"での交配が最低限の条件と個人的にも考えています。
1998年の自己採集血統だけをインラインで累代した理由ですが、入広瀬のWILDオオクワガタは多く飛来していましたしアウトラインの累代が普通に行えるほどの多産地だからこそ、あえてインラインで累代してアウトラインの累代個体とインラインの累代個体を比較してみたいと思っていたからです。(若干ですが、インラインの累代個体のほうが体型のばらつきが少ないように感じています)

1998年に入広瀬でオオクワを採集をした方は、私が知りうる限り 三条市で1名(えちごや)・見附市で1名・T県で1名だけでした。偶然とはいえ、'98年自己採集の入広瀬産オオクワガタの血統を2005年現在も残せた事を幸運に思っています・・・淘汰しなくて良かった(今になって考えてみると、増え続けた入広瀬産オオクワガタの飼育スペース確保のために、自己採集血統の朝日村産と加茂市産を淘汰してしまった事を深く後悔しています)。


人それぞれ考え方があると思いますが、あくまでも私個人的な考えですのでお許しくださいね。