当初、私たち (KAORUとSHOWKO) はオオクワ採集に行くと、必ずといっていいほど、私 (KAORU) がオオクワガタを見つけていました。同行しているSHOWKOはボウズ続きで、あまりにも申し訳ないと思い私がオオクワらしき♀を見つけていながら見つけていないふりをし、SHOWKOが見つけるのを待っていると。。。ノコ・ミヤマを拾う優先的に拾い不思議とオオクワらしき♀を見過ごしていくのです。
「こいつ (SHOWKO) はオオクワの♀を避けているのかなぁ」 と思いましたが、飛んで逃げられるのも困るので、私が 「それ何？」 と白々しく寄って行くと、案の定オオクワの♀でした。「私、そこ見たはずなのに、いつ飛んできたんだろう。。。」 とチンプンカンプンな事を言い出すSHOWKO。。。
しょうがないので私が採ったオオクワを採集順にSHOWKOへ譲っていたのですが、1999年のある日 「貰ってばかりでおもしろくない!!」 と採集地で泣いてしまいました。(そりゃそうです。自分で採るからおもしろいのだ。)

その日から、私はSHOWKOにたいした事のないコツを教えはじめ、いつもの様に見逃すと 「SHOWKO! 何でよく見ないんだ！オメーの方にいたんだろう！！」 と私は怒り口調になっていました。。。その甲斐あってSHOWKOがオオクワを採集する回数が増えていったのですが、次第に私もうかうかしてられない状況になるとは、この頃 (1999年) には思いもしませんでした。

2000年に初めて入った採集地 (新潟県上川村・山形県小国町) では、すべてSHOWKOが一番最初にオオクワを採るほど、視野が広くなっていました。「ヤバイ！」 私の心の叫びはすでに遅く、私にとって初めて拝見する新潟県産ネブトの♀を2頭もゲットするSHOWKO。。。(産卵せずに死んでしまいましたが)

「今年 (2001年) からは、SHOWKOの見方を変えないとエライ目にあうぞ」 と戦闘態勢に入る私でした。