新潟・福島ワイルドオオクワガタ
産卵率アップ大作戦!




新潟・福島(その他東北) WILD♀の産卵率の悪さに頭を悩めている方も多いと聞きますが、えちごやでも悩んでいます。
現地で会う採集者の間で飛び交う説としては、6月頃採集した♀がよく産み、7月中旬以降に採集した♀は産みが悪いということです。聞いた私たちも「なるほど」と自分の体験からそう思いましたが、しかし「なぜ?」と疑問に思い考えてみました。
福島においては、特定の村にその現象がみられました。比較的標高の低い舘岩村周辺のオオクワガタはブリード個体に比べ産卵率は悪いのですが、よく産んでくれます。それに比べ標高の高い檜枝岐村・伊南村南部においてはどんな産卵木を与えてもあまり効果がなく、少しは産卵するものの、ほとんどの♀は数カ月後の秋もしくは越冬後の春に一番多く産卵します。まるでアンテの様だなぁ。。。アンテぇ!? ちょっとヒントが見えました。
現地での気温と我が家の気温差に問題があると思ったのです。夏、我が家の常温において、フジ型ミヤマクワガタは長いもので1カ月以上生きていますが、その時期に福島にてオオクワガタと一緒に採集したエゾ型ミヤマクワガタ・オニクワガタは1週間以内に全滅してしまいます。試しにエアコンで温度を25度前後に設定すると、早くて1日もたずに死んでしまっていたエゾ型ミヤマクワガタ・オニクワガタが1カ月以上生きているのです。また、比較的WILD♀の産卵率がよかった友人宅の気温を聞いたところ採集地とあまり変わりのない気温であることがわかりました。
それに比べ我が家では、採集地との気温差が日中5度以上、夜間においては10度以上高いのです。ブリード個体でさえ8月に入ると産卵数が少なくなるのですが、WILDオオクワガタでは死にはしないものの、かなりのダメージを受けていることが餌の食いの悪さからでも感じとれました。
まだ結論はでていませんが、採集したオオクワガタは、エアコン等で採集地との気温差を早急に合わせるのが産卵率アップにつながるのでは? と作戦をたててみました。
結果が出たら、このコーナーで報告します。





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