1998年、多産地・入広瀬村の発見による新潟県オオクワガタとの再会




社会人となりブリード個体や採集したオオクワガタを飼育していたのですが、再び新潟県内でオオクワガタを採集したのは1996年になってからでした。
当時私は地元の建設会社に勤務し、緑化・林道工事・浚渫などの部署におり、岩船郡 朝日村にて1♂・1♀、加茂市にて1♀、日本海側の柏崎市にて1♂を現場作業中に発見・採集しました。

1998年7月、私はオオクワ採集のため通い慣れた福島県からの帰り道に入広瀬村の工事用信号付近の投光器にて1頭のクワガタのシルエットを見つけました。「またミヤマの♀かノコの♀だろう。。。」 と、後続車や対向車のことなど気にせずじっくり覗き込むと、既に車に潰されアリが集まっていました。グランチックな大腮に小さい体。。。
「おーっオオクワの♂発見!」
私は今までに大歯形と下歯形のオオクワ♂しか採集していないため、慣れていない形に興奮してしまいました。
その年のその時点で、福島県のオオクワガタを約10頭ほど採集していたので、ある意味慣れてしまっていたオオクワ採集に新鮮味を感じました。福島県や入広瀬村にその後も採集に行っていたのですが、入広瀬村だけは採集できず、諦めていました。
同年8月21日福島県にて1晩にオオクワ7♀を採集し、翌日の22日には 「今年最後の大量発生にあたったよ!必ずオオクワ採れるから」 と彼女を誘い2人で福島へ。。。
ところが、あまりの採集者の数にオオクワどころかミヤマも採れず早々とPM11:00頃、新潟県に帰りました。久しぶりのボーズに「今年も終わりかなぁ」と思いながら入広瀬村の灯火を見て帰ったところ、スノーシェッド工事のアスファルトの、はつりクズ周辺で、粉だらけのオオクワ1♀、橋の欄干上でオオクワ1♂を採集し、1998年のオオクワ採集を終えました。



1998年〜1999年の8月の初旬までの入広瀬はクワガタ採集者の数が連日1人〜3人という現在では信じられない状況でした。
この頃のオオクワガタは安くなったとはいえ、一般者からはアングラなイメージが深く残っていました。
又、有名な採集地では採集者がチームとなって他の採集者を締め出し独占しようという幼稚な行為が繰り広げられていたようです。こんな事態が私の周りでも起き始めていましたが、私的には自由に採集を楽しみたい主義なので賛成できませんでした。(チーム化すると独占的な規約がありそうで嫌でした)

そして1999年の8月、多くの人にオオクワ採集の醍醐味を味わって欲しいと私の考えから"えちごや"のHPを立ち上げ入広瀬オオクワ採集マップを発表しました。
結果的に県内外の採集者が多数訪れる全国的に有名な採集地になりました。入広瀬でオオクワガタを採集出来た事によってクワガタ屋さんを始められた方も新潟県内に多数居られるようです。新潟県内のクワガタ屋さんのおかげで私の周りにもクワガタ愛好者が増えてきました。






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